2015年3月26日木曜日

宝石の種類

宝石の種類に関しては、一般的に以下のような分類がなされます。ただし日本国内においては、JJA(社団法人 日本ジュエリー協会)及びAGL(宝石鑑別団体協議会)によって宝石と認定されていないものも幾つかあります。

天然宝石(てんねんほうせき)とは模造宝石に対立する言葉で、人為的な操作が加わっていない宝石類のことです。ただし、研磨(けんま)やカットを除きます。

処理宝石(しょりほうせき)とは天然宝石にエンハンスメント(enhansement)と呼ばれる外見上の改良や、トリートメント(treatment)と呼ばれる人工処理が加えられた物を指します。ただし現在はエンハンスメントとトリートメントという厳密な区分がなくなり、宝石に施される人工処理は一律で「トリートメント」と表現されます。

人工宝石(じんこうほうせき)とは人間によって科学的に生み出された、天然宝石と化学成分・物理特性・内部構造が同じ宝石のことを指します。ただし、JJAやAGL加盟鑑定機関においては宝石と認められません。

人造宝石(じんぞうほうせき)とは天然宝石とは異なる物質を使用して作り出された、天然宝石に酷似した宝石を指します。ただし、JJAやAGL加盟鑑定機関においては宝石と認められません。

模造宝石(もぞうほうせき)とはガラス・プラスチック・陶器・骨・植物などを使用して天然宝石を模したものを指します。ただし、JJAやAGL加盟鑑定機関においては宝石と認められません。