2014年11月29日土曜日

パールの種類まとめ(中)

▼白蝶真珠
母貝の白蝶貝はインド洋、東南アジアなどに棲息し
真珠貝の中では大きく、大きいもので30cmを超える。

真珠の特徴として、母貝の大きさに伴い
おおよそ10mm~と大きさの珠が多く見られる。
色味は主にシルバー系、ゴールド系。
形も他の真珠同様にバロック、ケシなどがあり
中でもドロップ(涙型)の左右対称な美しいものは
その希少性からトップランクに評価される。

▼マベ真珠
母貝のマベ貝は大多数が奄美大島で養殖されている。

マベ真珠の特徴は他の真珠に見られない
独特の美しい虹色の光沢がある。
また、母貝が異物を吐き出しやすく
貝の内側に核を貼り付けるため半形真珠が出来る。

用途としては形の特性上イヤリングや
ペンダントトップに使われることが多い。
またハート形や涙型のものも作られており
形を選ぶ楽しみが増えたとも言える。

▼アワビ真珠
母貝であるアワビは真珠母貝のうち唯一の巻き貝。
主にエゾアワビから採られ、採取される種類は少ない。

形は半径、楕円形で大きさは大きいもので15mm程。
色は主にピーコック・グリーンで母貝の種類によっては
ブルーが強い珠なども見られる。

養殖地は北米、メキシコ、ニュージーランド、韓国
日本でも宮城県女川町と
長崎県小値賀町で若干作られている。